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施工完了のおしらせ(香川県観音寺市大野原町)
建設
略工事名:西讃南部地区大野原工区法面保護その3工事
工事場所:香川県観音寺市大野原町萩原
工事概要:モルタル吹付工・植栽工(グリーンポケット工法)
令和7年3月17日に無事検査が終わり、引き渡しが完了しました。
今回の現場では、「グリーンポケット工法」という少しユニークな工法を取り入れています。
せっかくなので、「それってどんな工法なの?」という方のために、簡単にご紹介します。
ひと言で、グリーンポケット工法とは、斜面の崩壊を防ぎながら、花や緑を育てて景観も整える“守って彩る”工法です。
(今現場の施工前 空撮写真)
岩盤斜面の風化が進行すると、将来道路が併設されたとき、通行する人や車に落石が当たる危険があります。
そこでまずは、モルタルやコンクリートを吹き付けて、風化を防ぎながら斜面をしっかり安定させる必要があります。
でも、それだけだと見た目は真っ白やグレー。どこか無機質で、ちょっと味気ない風景になってしまいます。
そこで活躍するのが、グリーンポケット工法です。斜面を守る構造の中に木や草花を植えてしまうという、まさに一石二鳥の工法なんです。
では、実際にこの工法がどのように施工されていくのか、現場の様子を少しだけご紹介します。
植物を植えるポケットを作ります。
モルタルを吹き付けます。
植物を植えます。今現場ではフジの苗木を植えています。
完成です。
いかがだったでしょうか。
このようにグリーンポケット工法は、斜面の安全を確保しながら、緑の景観もつくることができる工法です。
今回の現場ではフジを植えましたが、場所の条件や環境に応じて、植える植物やポケットの形もいろいろ変えられます。
見た目にもやさしくて、地域の安全につながる――そんな現場づくりに、これからも取り組んでいきます。
——–【追記】——–
せっかくなので、この現場の植物がこれからどう育っていくのか、経過の様子を写真で少しずつ記録していこうと思います。
令和7年5月 まだまだ植えたばかりの状態。これからの成長に期待。
令和7年6月 だんだん深い緑になってきました。
令和7年7月 じわじわと成長中。